第45章 誠実な謝罪

今度は、彼女も俺を嘲笑う勇気はなかった。そして、俺の言葉に込められた誠意を、彼女も真に感じ取ってくれたようだ。俺に抱きしめられていることに羞恥心は残っているようだったが、それでも口を開いて俺を許し、同じように真摯に俺の謝罪を受け入れてくれた。

俺は彼女の髪を撫で、その白くきめ細やかな顔に、思い切りキスをした。

それから、俺は彼女たちの方を向いた。

「俺があんなに大きな反応を示したのは、実のところ、みんなが団結しないことを恐れたからだ。この無人島は非常に危険で、俺たちが見つけた大蛇の他にも、恐ろしい生物がいる。以前、ある洞窟で原住民が生活していた痕跡も見つけた」

「それに、ここのとこ...

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