第70章 私の本当の考え

文明社会では確かに配慮すべき点が多いが、このジャングルの法則が支配する無人島では、殺戮こそが己の安全を保証する唯一の手段だ。

そうだ、俺はそうしなければならない。

夜。物資のほとんどがあちらの洞窟に運ばれたため、暖を取るために俺たちは三つもの篝火を熾した。この数の篝火は、俺たちの暖房を大いに保証してくれた。

それだけでなく、俺はわざわざ夜番も手配した。夜の前半はイヴと鈴木清に、後半は彼女たちに俺と夢ちゃんを起こしてもらい、俺と夢ちゃんで夜警を担当する。

こうすれば、篝火が消えないようにしつつ、田中威が手下を連れて夜襲を仕掛けてくるのを防ぐことができる。

俺に言わせれば、これ...

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