第168章 頼みの綱が切れる

「ぷっ――」

三浦が一言吐くたび、夏川翔太の視界は一度ずつ暗転した。最後には息が上がらず、ぷっと血を吐き、糸の切れた人形みたいに床へ崩れ落ちる。

次に目を覚ましたときには、すべてが決着していた。

夏川家がこれまでやってきた所業はネットで一気に拡散され、夏川家の人間は揃って“街のネズミ”扱い。見かければ叩け、の大合唱だ。

取締役会は即座に夏川翔太を社長職から解任。名義資産は凍結され、会社への損害賠償を追及される。

夏川家名義の車も家もコレクションも、宝飾品や高級品に至るまで強制競売にかけられた。それでも、借金をようやく帳消しにできた程度。

――まだ終わりじゃない。

ネットの暴露を...

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