第125章

「……」

「……」その場に残った面々は、あまりの衝撃に言葉を失っていた。

小原雪美でさえ、思わず口元をひくつかせる。若くて見目のいい住み込みの家政婦が、父子そろって相手とは――食い気がありすぎる。

だが、ここまで家の中がぐちゃぐちゃになっていて、貝川家の女主人である長野美子がまったく気づかないものだろうか。

女の勘は鋭い。ましてや同じ屋根の下に住んでいる人数は、そう多くない。

となると、貝川才助がここ二年ほど急に家を出て暮らし始めたのは、この件が根っこにあるのか。彼の失踪も、この歪んだ三角関係とつながっている?

陸田暁は首を振った。

「いや……待て。そう考えると、小春のほうが被...

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