第39章

小原雪美は焚き火のそばに腰を下ろし、じりじりとした熱に、氷みたいに冷えたこの身体をただ温めさせていた。ほかの連中はというと、ずいぶん距離を取って立ち尽くし、怯えた顔でこちらを指さしてひそひそやっている。

周囲の様子からして、ここは野外だろう。焚き火のぱちぱちという爆ぜる音が、夜の森の静けさをいっそう際立たせていた。

まぶたを持ち上げ、雪美は遠巻きにしている数人を注意深く観察する。年格好から推し量るに、この身体の持ち主もまだ若い。学生……そのくらいだ。

やがて遠くからサイレンが近づいてきた。息が詰まりそうな深夜の空気に、それはまるで強心剤みたいに効いた。

バン!

バンバン!

車のド...

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