第百章 昏睡した浅倉史子

「……俺のこと、調べたの?」

浅倉彩実が怪訝そうに問い返した。

「ごめんなさい。私は回りくどい言い方が苦手なの。だって、この件は私のおばあちゃんのことだから。あやちゃん、最後まで聞いて。もし私が失礼なことをしてたなら、ちゃんと謝る」

「……言って」

「調べたのには理由があるの。二週間前、おばあちゃんが突然倒れて、そのまま昏睡……何をしても起きなかった」

「すぐに専門医を何人も呼んだ。京清市で一番有名な田中先生まで、家に来てもらった。でも……誰も原因を言い切れなかったの」

「ある医者は心不全だって言って、別の医者は脳卒中だって」

「でも、おばあちゃんは倒れる前までずっと元気だったの...

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