第百三十二章 あなたがきっと振り返ることに賭ける

浅倉莉子が言葉を遮った。失望が、その声の底に濃く沈んでいる。

「私はあなたにずいぶん良くしてきた。孫娘みたいに可愛がってきたのに」

「それなのに、あなたは何度も何度も派閥を作って、あやちゃんを寄ってたかっていじめた」

「あやちゃんが大学入学共通テストを受けてないって話……あなたがわざと、浅倉紘樹たちに言ったんでしょう?」

「でもね、あなたは知らなかった。あやちゃんは国内で、もう光華学院の学部を終えてる。今は院生よ……」

「浅倉家に戻ったその日に、拓実が啓太にわざわざ伝えたの。啓太は私に言った。あやちゃんの学歴のことを知らないのは――あなただけだって」

「だから、そこを突いて騒げるの...

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