第159章 花村秋人は病気になった

「こんな人を害する薬まで売るなんて……しかも盗品を横流し?」

浅倉彩実は眉をひそめ、不満げに言った。

「ウォッツ学院の校則に書いてあるでしょ。こういうの、一般人には売っちゃだめ。忘れたの?」

モーガンは白目をむき、傲慢さと諦めが混じった口調で肩をすくめる。

「別に。何が悪い?」

「ジェニー先生に弟子入り断られたときのこと、知らないだろ。学院中が陰で笑ってさ。退学しかけたんだよ」

「死にものぐるいでやるしかなかった。魔術師の道具をかき集めて、呪術も磨いて……そうでもしなきゃ、居場所なんて作れない」

モーガンは言葉を切り、声を少し落とした。

「もういいだろ。昔の失敗をほじくり返すな...

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