第165章 黒魔術本部に乗り込む!

「本当に――呪術だ!」

セップ公爵の顔色がさっと変わり、勢いよくロキを背後へ引き寄せた。浅倉彩実を鋭く見据え、警戒をあらわにする。

「いったい何が起きている? 遥香が急に消えたのはなぜだ。さっきの金色の光は――?」

ロキも呆然と首を横に振り、ミアへ視線を投げた。説明を求めるように。

ミアはひとつ息を吸い込み、セップ公爵の前に進み出て、まっすぐ告げる。

「おじさん、おばさん……私が分かってるのは、あなたたちが騙されてたってことだけ。上手く説明できないの」

「私が使ったのはクレンズ。黒魔術を祓うための術よ。さっき林田遥香は、あなたたちに黒魔術をかけて心を惑わせた。『この世でいちばん善...

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