第166章 家宅捜索だ!

「……え?」

モーガンは驚いたように振り向き、トランクケースを見た。声には思いがけないという色が濃い。

「普段はアーズベルクがあんたにべったりじゃない。なのに今回は連れてこなかったのかと思ったら……寝てたのね!」

「最初からここにいるって分かってたら、あそこまで心配しなかったのに」

「アーズベルクがいるなら、黒魔術結社のアジトどころか、サタンの親衛隊と鉢合わせても、私たちならやれる」

「行こう。どこかでいったん停めて、アーズベルク起こして――それから黒魔術結社のカテドラルへ」

浅倉彩実はそう言ってハンドルを切り、近くのホテルへ車を寄せた。

「……分かったわよ」

モーガンは折れ...

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