第178章 早く最後の一面に会いに行け

星野奈菜は、なおも畳みかける。

「おばあちゃん、青木優美ってこんなに猪突猛進でしょ? 万が一、私のお腹の子に何かあったらどうするの?」

「青木家の血筋を、私たちの代で途切れさせるわけにはいかないのよ!」

その言葉は、浅倉南の胸の奥に残っていた最後の迷いへ、容赦なく冷水をぶちまけた。

南は目を閉じて、すう、と深く息を吸う。

そして目を開けたとき、その瞳に宿っていたのは――凍りつくほどの決断だけだった。

「青木優美。あなたも出て行きなさい。これからは、私の許しなく青木家の敷居をまたぐんじゃない」

「――誰を、出て行かせるって?」

青木優美の胸が裂けそうになり、今にも涙がこぼれ落ち...

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