第180章 霊柩を数日安置する

「……私の息子よ……!」

浅倉南はその言葉を聞いた瞬間、とうとう堪えきれなくなり、またもや声を張り上げて泣き崩れた。白髪の者が黒髪を見送る痛みと、底なしの絶望が、嗚咽の一つ一つに染みついている。

どれほど泣いただろう。ようやく呼吸が落ち着いた頃、南は袖で乱暴に涙を拭い、振り返った。浅倉彩実を見据える目は複雑で、怒りに身体が小刻みに震えている。声には、押し殺した責めが混ざった。

「……さっき言ってたわよね。うちの子は、呪いにかけられたって。あれ、本当なの?」

彩実は目を逸らさない。淡々と頷いた。

「本当です。ただ――もうおじさんは亡くなりました。呪いは宿主を失って散りましたし、証拠も...

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