第189章 放送中止の「極秘ファイル」

浅倉啓太はうなずき、あらためて言い聞かせるように口調を正した。

「よし。じゃあ、それで決まりだ。――それから、あやちゃん。テレビのほうのことは、くれぐれも身の丈に合わせてやりなさい」

「自分を証明したいからって、やりたくもないことを無理してやるんじゃない。まして、我慢して自分をすり減らすなんて論外だ。いいな」

「困ったことがあったら、必ず家に言いなさい。俺たちが助ける」

「大丈夫だよ、お父さん。そんなことしない」

浅倉彩実は笑って答え、胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。

家族はいつだって背中を支えてくれる。そう思うだけで、怖いものなんて何もない。

浅倉友紀子は、隣に座る浅倉...

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