第190章 親友の心配

青木優美は言葉を切り、声音をいっそう低くした。

「でもね……残念ながら、あの手の事件は積年の未解決ばかり。いちばん難しいのなんて、もう二十年以上も前よ」

「手がかりは山ほど集めたのに、決定的な証拠がどうしても出なくて……容疑者も結局、捕まえられなかった」

「そのうち、集めた材料だけじゃ犯人に届かないって空気になって視聴率が落ちたの。それに『被害者を消費してる』って叩かれてさ……局が番組を打ち切った」

「その事件の資料、出して。見せて」

浅倉彩実が言った。

「……番組、やる気なの?」

青木優美は目を丸くする。エレベーターの扉が開き、二人で廊下を抜けて青木優美のオフィス前へ。彼女が...

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