第191章 古い事件を蒸し返す

「大丈夫。平気だよ。ちゃんと分かってるから」

浅倉彩実はミアの言葉を途中で切り、差し出された辞令を受け取ってさっと目を通した。京清市警察署の赤い公印。そこには、浅倉彩実を京清市警の「特別未解決事件」専属アドバイザーとして特別聘用すること、任期は3か月であることが明記されている。

彩実は辞令を机に置き、落ち着いた声音で言った。

「この番組を引き受けた以上、真相に辿り着ける確信がある。心配しなくていい。当日は私の指示どおり動いて」

昼休みの隙を狙い、彩実は青木優美に頼んで、外から鍵をかけられる個室を一つ確保してもらった。

窓のない部屋。白いペンダントライトが一つだけ下がり、薄暗い。

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