第195章 それぞれの手がかり

川﨑大世は首を横に振り、悔しそうに言った。

「人間は、やっぱり犬とは違うんです。匂いで動物を追うのは得意ですけど……この子がいなくなって間もないなら、まだ可能性はあった。けど十五年は……さすがに時間が経ちすぎてる。だから、何も見つけられませんでした」

「じゃあ何しに番組に来たんだ? また売名目的か。ふん」

佐藤警部が横から鼻で笑う。

「川﨑さん、大丈夫ですよ。そもそも今回の企画、制限時間つきで解決しろっていうのが無茶なんです。私たち、できる範囲でちゃんとやれば」

和田絵里香が浅倉彩実のいるほうへちらりと目をやり、声を落として続けた。

「それに……川﨑さん、ちゃんと下まで探しに行っ...

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