第204章 浅倉礼司を探す

花村秋人は話を切り替え、表情を引き締めた。

「……その話はいい。あやちゃん、いつ俺と一緒におじいちゃんを探しに行くつもり?」

「青木優美に確認したの。番組のほうは、10件ぜんぶ片づけるまで続くらしくて……最低でも2か月はかかるって」

「2か月も待てない」

花村秋人はふいに身を乗り出し、浅倉彩実を腕の中へ強く引き寄せた。あやの頭頂に顎を預け、首筋に顔を埋めるようにして、深く息を吸う。

淡い百合とセージが混ざった、あやだけの匂い。

張りつめていた神経がほどける一方で、声だけがかすれていく。

「あやちゃん。俺、君より8つ上で、今年で26だ……君が生まれた日から、ずっと君を嫁にするつも...

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