第41章 臨終の贈り物

「先生……死んでなかったんですね!」

星野彩実が、弾けるように叫んだ。

ジェニーがひらりと手を振ると、空中に金色の儀式刀が十二本、すっと現れて宙に静止した。黒い骸骨の手は、ぴたりと動きを止める。

「魔神サタン――私と、私の生徒に別れを言わせて」

「時間だ」

亡霊のような声が、再び響いた。

ジェニーは儀式刀を指さして、ふてぶてしく言い返す。

「あと数分って言ったでしょ! 六十年って言っただけで、毎分毎秒まで指定した? それ言い出したら、そっちが反則よ。信じないなら、こっちはこっちで……刺し違えてでもやるけど?」

亡霊の声が鼻で笑った。骸骨の手は時空の裂け目へ引き戻される。

「十...

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