第二十四章

一方、雪村蛍は怒りで発狂寸前だった。

綾瀬空は彼女の胸に泣きつき、あることないこと付け加えながら、霧生澪がいかに自分を冷遇し、綾瀬茉莉をえこひいきしたかを訴えた。

「あのクズ……よくもそんな真似を! 覚えてなさいよ!」

雪村蛍は歯軋りした。

「絶対にあのクズに思い知らせてやるんだから!」

綾瀬空は泣くのをやめ、涙を浮かべたまま力強く頷いた。

翌朝、綾瀬茉莉は再びアルバイトを探しに出かけた。

ゴルフ場の仕事を失った今、収入源はゼロになってしまったからだ。

「お姉さん、読者モデルに興味ない?」

道を歩いていると、突然手にチラシを押し付けられた。

ふと見下ろすと、そこに書かれた...

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