第二十五章

第11章

撮影スタジオの重厚な扉が、乱暴に押し開けられた。

ヒールの音が鋭く、そして性急に床を叩く。東雲芽依は四人のボディガードを引き連れ、凄まじい剣幕で入ってきた。

「奥山マネージャー、お宅の会社はいつから、こんな卑しい女をモデルに使うほど落ちぶれたのかしら?」

東雲芽依は、先ほどの綾瀬と奥山マネージャーの会話を聞いていたのだ。

このクズがいきなり専属モデルになろうだなんて、この私、東雲芽依が許すとでも思ったのか。

奥山マネージャーは顔色を一変させ、すぐさま揉み手をして出迎えた。

「これは東雲お嬢様、どうして直々にこちらへ?」

「私が来なければ、霧生グループの評判が地に落ち...

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