第138章 みんな彼女の味方をする

「文乃さん、それ――痛風ですか?」

「わかるの?」

「はい。西園寺先生も同じ症状で。私のほうに処方のメモがあるんです。完治は難しいですけど、痛みはかなり引きますし、市販の鎮痛剤より副作用もずっと少ないですよ」

 天樹文乃の虚ろだった瞳が、ぱっと光を取り戻した。

「それは助かる! あとでレシピ、共有してくれる? 仕事終わったら薬局で漢方、揃えてくる。ほんとにありがとう!」

 言葉が止まらない。

「知らないと思うけど、うちの子の祖母がね、痛み出すと一晩中眠れなくなるの。痛み止めも効かないし、私もどうしてあげればいいかわからなくて……。それが本当に効くなら、今度ご飯おごらせて!」

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