第178章 血脈がつながる

凄絶な叫びが会場を貫いた。

立花佳織は迷いなく、重たい燭台を頭上に掲げると、全身の力を込めて――立花昭沙の後頭部めがけ、容赦なく振り下ろした。

あまりに突然で、場は一瞬にして凍りつく。誰ひとり反応が間に合わない。近くの招待客が悲鳴を上げ、記者は我先にと後ずさりし、現場はたちまち制御不能の混乱へ転げ落ちた。

最も近くにいた瀬戸北斗は、瞳孔がきゅっと縮む。止めようと踏み出した――だが、遅い。

その刹那。

立花昭沙に寄り添っていた立花柊が、思考より先に身体を動かした。ためらいは一切ない。瞬時に身を翻し、昭沙の前へ――自分の背を差し出すように立ちはだかった。

「ドン――!」

鈍く、重い...

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