第27章

立花柊は真子以上に驚いていた。秘書部は全部で八人しかいない。自分が参加すれば、八分の一の確率で二百万円のボーナスを引き当てるってことになる。

瀬戸北斗は視界の端で、立花柊の固まった表情を捉えると、口角をわずかに上げた。

「もちろん、本当だ」

「瀬戸社長、太っ腹すぎます! 私、こんなに気前のいい社長、見たことありません!」

真子はここぞとばかりに持ち上げ、続けて立花柊へ向き直る。

「K・Rホテル、知らないわけないでしょ? 住所は送らなくていいよね。当日は個室番号だけでいいし」

さらに畳みかける。

「前、長島部長のところで働いてたんだよね? 部長が言ってたよ。前の部署の飲み会もK・...

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