第88章 釣り合わない

「お母さん、私、頭がおかしくなんかない。自分が何をしてるか、ちゃんと分かってる!」

「私はただ北斗さんと結婚したいだけ。私と北斗さんには婚約があるんだもん。北斗さんは私と結婚するべきなの。悪いのは立花柊っていうクズのほうでしょ!」

立花昭沙は信じられないものを見る目で娘を見つめた。まるで、知らない他人を前にしているみたいに。

「永遠の心がいくらするか、分かってるの? 十数億よ。佳織、あなた……下手をしたら人を刑務所に送って、一生出られなくするところだったのよ。分かってるの?」

立花佳織の唇が小刻みに震える。それでも、引かなかった。

「自業自得よ。あの子は孤児で、何も持ってない女じゃ...

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