第126章 彼女が好きで、たまらない

二人の子供がそれぞれ違うことを考えているうちに、車は幼稚園に到着した。

浅見紗雪が鈴に声をかけて注意を促す。「着いたわよ、早く授業に行きなさい」

鈴はそれで我に返り、慌てて応じた。「あっ、うん、じゃあ行ってくるね!」

風間朔也が彼女のために車のドアを開けてやると、鈴ちゃんは元気よく飛び降り、彼らに向かって手を振った。「紗雪ちゃん、陸斗兄ちゃん、おじさん、またね!」

「ええ、またね」

陸斗も鈴に手を振り返した。

彼女が幼稚園に入っていくのを見届けてから、車は再び走り出した。

風間朔也はまず浅見紗雪と陸斗を榊原グループの研究所へ送り届け、その後に会社へと向かった。

午前の会議中、...

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