第15章 自分の足に石を投げる

浅見紗雪は焦った!

このクズ男、警察を呼ぶだけでも厄介なのに、記者まで呼ぶなんて。

これが世間に広まれば、彼女にとって間違いなく大問題になる。

浅見紗雪は歯を食いしばり、自業自得とはこのことかと痛感した!

今の状況では、治したくなくても治さざるを得ない。こんな形で『有名』になんてなりたくない!

病気を治すだけじゃないか。

治療が終われば、金銭のやり取りも済んで、双方に関わりはなくなる。

それに、十億もの治療費だ。稼がない手はない!

このお金があれば、鈴ちゃんに豪華な大邸宅を買ってあげられる!

そう考えると、浅見紗雪は千堂蒼のスマホをひったくり、冷たい笑顔を浮かべて言った。「...

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