第191章 もちろん追いかけるべき

浅見紗雪に異論はなかった。

彼が陸斗を連れ帰ってくれた方が、家に帰ってから陸斗を連れてもう一走りする必要がなくなるので、むしろ好都合だ。

彼女は「わかった」とだけ返信し、自分の仕事に戻った。

夜、風間邸は珍しく賑やかだった。

子供たちが二人とも来ており、風間律も兄の怪我の見舞いに訪れていたからだ。

彼がいると、家が退屈することはまずない。

来るなり、二人の子供と一緒に遊び始めた。

彼らが休憩している隙を見計らい、風間朔也は息子に尋ねた。

「お前のママとあの叔父さんは、特に親密な接触はなかっただろうな?」

陸斗は目をくるりと一回転させ、言った。「それはなかったけど」

その答...

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