第234章 何を言っても手放さない

律はすぐさま説明した。「これも兄さんのことを心配して言ってるんだ! 考えてもみろよ、瞬みたいな人間を育て上げたんだ。紗雪さんのご両親だって、きっとただ者じゃない」

「兄さん、どうやら紗雪さんと上手くいったとしても、彼女の実家っていう関門は、そう簡単には突破できそうにない。俺からの提案なんだけど、ちゃんと方策を練って、まずは紗雪さんのご両親が何を好むのか探って、その好みに合わせるんだ。

贈り物が必要なら贈るべきだよ。まずは好感度を稼いでおかないと、その先、対応するチャンスもなくなっちまう!」

朔也も眉をひそめ少々悩ましげではあったが、この提案を拒否はしなかった。

律の言う通りだったから...

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