第245章 おとなしく待ってて!

浅見紗雪は、その表情に一瞬、訝しげな顔をした。

向かいに座っていたアナがそれに気づき、「どうしたの?」と尋ねる。

浅見紗雪は確信が持てず、首を横に振って「なんでもないわ」と答えた。

しかし、食事中もずっとそのことが頭から離れなかった。

心の中にはある推測が浮かんでいたが、自分が思っているその人物かどうか、確信が持てなかったのだ。

それだけでなく、浅見紗雪は昨夜研究所に侵入した人物のことも連想していた。

まさか、相手の目的は薬ではなく、自分だったのだろうか?

浅見紗雪はどうしても安心できず、昼食後、朱雀の元へ行き、調査の状況を尋ねた。

朱雀は彼女にこう告げる。「研究所内部のメン...

ログインして続きを読む