第253章 汚名を着せられた真実

 紗雪もちょうどその頃に目を覚まし、清伊と沢と一緒に朝食を囲んでいた。

 朔也からのメッセージを見て、その光景が目に浮かぶようで、彼女は思わず笑みをこぼした。

 清伊は無意識にそちらに視線を向け、問いかける。「誰からのメッセージ? 朝からそんなにご機嫌に笑っちゃって。もしかして、紗雪ちゃんの好きな人?」

 そう言うと、清伊は俄然興味が湧いてきた様子で尋ねた。「そういえばお母さん、まだ聞いてなかったわね。あなた、K市に来てから結構経つけど、誰かいい人でも見つかったの?」

 不意打ちの質問に、食事中だった紗雪は危うくむせるところだった。

 彼女は慌てて釈明する。「い、いないわよ。そんな...

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