第255章 受けた屈辱を全部取り戻す

その言葉に、蒼の表情が興奮に色めき立った。

茉由も嬉しそうだったが、念のため「本当に確かなの?」と繰り返した。

電話の向こうの相手は言った。「間違いありません! 一度、風見おじいさんにあれは何なのか尋ねたことがあるんです。でも、おじいさんはため息をつくだけで、何も言いませんでした。どうしたんですか? もしかして、あれが何かご存知で?」

茉由はどう答えるべきか分からず、朔也に視線を送り、彼の指示を待った。

朔也は黙ったまま、蒼に目配せをした。

蒼はすぐさま歩み寄り、茉由にそっと囁く。「相手にどうにかして、先にUSBを手に入れてもらうよう頼んで……」

このような手段は、あまり褒められ...

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