第264章 君は俺のもの

すべてが終わった頃には、すでに一時間が経過していた。

休憩室の中は散らかり放題で、服が床のあちこちに散乱している。

紗雪のドレスも、朔也のスーツも、どちらも皺くちゃで、もはや再び身に着けられる状態ではなかった。

朔也が起き上がって身を清めた際、床一面の惨状を目にして眉をひそめ、すぐさま蒼に電話をかけて服を持ってくるよう命じた。

電話を終えて振り返ると、紗雪が目を開けているのに気づいた。

朔也は彼女の意識がはっきりしているか確信が持てず、近寄って尋ねた。

「どうだ? 大丈夫か?」

彼の声はとても優しく、紗雪の意識はすでに覚醒していた。

あの薬の効き目は、解けると同時に正気を取り...

ログインして続きを読む