第276章 好きすぎてたまらない

榊原夫妻は制止する様子もなく、続いて車に乗り込んだ。

まもなく、榊原家の車はホテルを出発し、紗雪が住む別荘へと向かった。

「ママ! おじいちゃん、おばあちゃん! おかえりなさい!!!」

彼らが家に入るやいなや、鈴が駆け寄ってきて元気に出迎えた。

鈴は可愛い子猫のパジャマを着て、腕には熊のぬいぐるみを抱いており、たまらなく愛らしい。

そして、視線が後ろの智也と司を捉えると、鈴は「わぁっ」と歓声を上げた。

「おじさん! いつ来たの? 会いたかったよ!」

鈴はすぐに二人の叔父に飛びついた。

司は弟の手を離し、そのまま鈴を抱き上げ、甘やかすように言った。「今晩来たんだ」

「おじさん...

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