第298章 事件に巻き込まれた

もちろん、憶測は憶測に過ぎず、蒼は結局何も言わなかった。ただボディーガードたちを下がらせ、無関係な人間が風間様にこれ以上近づかないようにさせただけだ。

紗雪は、これらの事情を全く知らなかった。

彼女と葉、そして琉生たちの車は、確かに互いに追いかけ合いながら山を下っている最中だった。

しかしその時、彼らの後方から突如数台の車が猛スピードで追いついてきた。

サーキットが長いため、山頂には実はいくつかのサービスエリアが設けられている。

そこには修理工場やカフェ、トイレなどがあり……。

環境も良いため、観光スポットとしても整備されていた。

紗雪たちは先ほどこれらの車に遭遇していなかった...

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