第314章 こんなに控えめ

ただ、三人は午後いっぱい歩き回ったものの、結局、紗雪に相応しい誕生日プレゼントは見つからなかった。陸斗に贈るものは買えたのだが。

最後に葉が提案した。「オークションに行ってみない? 確か、今夜あったはずだけど」

雫は少し考えて言った。「いいと思う」

二人は紗雪に視線を向け、意向を尋ねたが、特に異存はなかった。

そこで三人はすぐに出発し、葉が言っていたオークション会場へと向かった。

思いがけず、会場に着くと智也と景に遭遇した。

智也は三人を一瞥し、尋ねた。「どうしてお前たちがここに?」

雫はすぐに答えた。「私と葉で紗雪ちゃんの誕生日プレゼントを探してるんだけど、今のところ気に入っ...

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