第317章 恥ずかしかったのか?

彼はビデオ通話の画面を観察しながら言った。「疲れてるみたいだな。邪魔したか? だったら先に髪を乾かして休んだらどうだ?」

紗雪は心の中で、邪魔してるって自覚はあったのね、と呟いた。

しかし、朔也を責めるつもりはない。ただ、今の自分は本当に眠くてたまらないのだ。

髪は洗ってドライヤーもかけたが、あまりにも疲れていたせいで、完全に乾かす根気がなかった。

「乾かしたくない……」

彼女はベッドの縁に座り、このまま倒れ込んでしまいたい衝動に駆られた。

朔也の高圧的な声が、向こうから聞こえてくる。「髪を乾かさないなんて駄目だ! そんな状態で寝たら風邪をひきやすいし、めまいや頭痛もする。いい子...

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