第328章 さすが我が家の紗雪ちゃん

蒼に指示を終えると、朔也は自室に戻ってシャワーを浴び、服を着替えてから紗雪の部屋へと向かった。

部屋に着くと、驚いたことに紗雪はすでに目を覚ましていた。どうやら何かに驚いて飛び起きたようで、その表情は戸惑いと不安に満ちている。

朔也の心臓が、誰かにぐっと鷲掴みにされたかのように痛んだ。

彼は慌ててベッドのそばへ駆け寄り、心配そうな眼差しで彼女に問いかけた。

「何が起きたんだ?」

彼の姿を見て、紗雪はようやく悪夢から抜け出せたようだった。

彼女は少し掠れた声で言う。

「夢を見たの。智也兄さんの夢を……」

朔也は、彼女が智也のことを心配するあまり、眠りが浅く悪夢を見てしまうのだろ...

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