第360章朔也の子供を妊娠した?

夫の言葉に、季亜もふんと鼻を鳴らして言った。「ええ、沢はああすれば私たちが怖気づくとでも思ったんでしょうけど、あなたのお父様の勢力は、榊原グループの内外に十数年も根を張っているんですもの。大木が切り倒されても根は残るわ。私たちにはまだ、逆転のチャンスがある!」

「ただ、残念だったわね。『第六州』が少しは助けになるかと思ったのに、結局、女に目が眩むような馬鹿を一人寄越してきただけなんて!」

季亜が彰人を罵るのを聞いて、月もそれに続いた。「本当よ、ただの馬鹿! 紗雪のどこがいいっていうのよ、離婚歴のある中古品じゃない。見る目もないくせに、あんなものをありがたがるなんて!」

口ではそう罵りな...

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