第368章 妻を探しに行く

紗雪は今日、研究所で忙しくしている間、どういうわけか瞼がぴくぴくと痙攣していた。

前回こんなことがあったのは数日前、三男が人を連れて榊原家に縁談を持ち込んできた時だ。

まさか、また何か起こるんじゃないだろうか?

紗雪の胸には、漠然とした不安が広がっていた。

彼女は子供たちに電話をかけ、国内の様子を一通り尋ねてみたが、子供たちは皆元気で、榊原家の状況も至って正常、何一つ問題はなかった……。

紗雪は、自分が考えすぎなのだろうと思った。

無事に一日が過ぎ、夜十時頃、紗雪は研究所での仕事を終え、洋館へ帰る準備をした。

ところが研究所を出てみると、外は雨混じりの雪が激しく降っており、湿っ...

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