第382章 俺を慰めてくれ

狭い空間で、温度は絶えず上昇していく。

紗雪は朔也に導かれるまま、自分が溶けてしまいそうだと感じていた。

すべてが終わったのは、三十分後のことだった。

浴室全体が濛々とした湯気に包まれ、紗雪は腕を動かす気力もなく、ぐったりとしていた。朔也にバスタオルで包まれ、抱きかかえられて外に出される。

紗雪は少し後悔していた。何もしていないのに、すべてをやり尽くした時よりも疲れているなんて……。

余計な一言を、問いかけるべきではなかったのだ。

朔也の方は満足したようで、彼女を抱きかかえて部屋に戻ると、かいがいしく布団でくるみ、タオルで紗雪の髪を拭き、ドライヤーで乾かしてくれた。

それが終わ...

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