第409章 吹けば、痛くなくなる

 朔也は自分で食べようとしたが、手を伸ばす前に紗雪に制止された。「動かないで。怪我してるんだから、ちゃんと療養して。その間は、腕に負担をかけちゃだめ」

「わかった」

 朔也は自分の傷が重症ではないことを知っていたが、紗雪がまだ緊張していることも理解していたため、彼女の言う通りにするしかなかった。

 朝食を終えてしばらくすると、朔也は薬を飲んだ。薬のせいか、また一眠りしてしまった。

 紗雪はそばで見守っていたが、心の中ではずっと気が気ではなかった。

 幸い、昼近くになって、朔也の熱は下がった。

 彼の身体能力はもともと高く、普段から体を鍛えていた上、紗雪が使った薬の効果も非常に良か...

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