第436章 風間社長の所有欲

彼自身も娘を持つ身であり、義祖父母が紗雪に注ぐ深い愛情を理解することができた。

朔也はふと、あることを思いついた。

彼は義祖父母にこう切り出した。「紗雪ちゃんのお腹の子ですが、浅見の姓を名乗らせたいのですが、いかがでしょうか?」

風間家の孫は、すでに二人いる。

朔也は、榊原家がなぜ紗雪に榊原の姓を名乗らせなかったのかも知っていた。

だからこそ、彼もまた浅見家の血筋を絶やさずに繋げていきたいと考えたのだ。

まさか朔也がそんなことを考えているとは夢にも思わず、当の義祖父母は信じがたいといった表情を浮かべた。

老いた身にとって、孫も曾孫も血の繋がった家族であり、姓が何であろうと構わな...

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