第438章 プロポーズ

 朔也が不意に動きを止めたことに紗雪は内心かなり驚いていた。

 けれど、こうして常に大切にされているという感覚は本当に心地良い。

 彼女は目元に喜びの色を浮かべ、自分から朔也の体に腕を回すと、その唇に軽くキスをした。「そんなに私のことを心配してくれるなら、私からもご褒美をあげる」

 朔也の顔にも笑みが浮かんだ。

 これ以上紗雪を疲れさせるのは申し訳なく、お湯が冷める前に手早く体を洗ってやるとベッドに抱きかかえて寝かせた。二人は満ち足りた気持ちで、抱き合いながら眠りについた。

 翌朝早く、朔也は朝食を済ませると会社へ向かった。

紗雪と二人の子供たちは、風間おばあ様に会いに行くことに...

ログインして続きを読む