第459章 あなたのことを考えてる

「あなたは何でも作れるの?」

 雫は興味津々に尋ねた。

 これには智也も、さすがに請け合うことはできなかった。彼は食材にちらりと目をやり、言う。

「言ってみて。できないものは……レシピを見れば作れる」

 雫は思わずくすりと笑った。

 彼女はテーブルの上の食材を見つめ、少し考えると、やはりあまり難しい料理を注文するのはやめておこうと思った。

 智也の足では、長時間立っているのも辛いはずだ。

 万が一途中で耐えられなくなったら、結局心配するのは自分なのだから。

 そう考えると、彼女はすぐに言った。

「鮭の塩焼きと、肉じゃが、それから小松菜のお浸しにしましょう。二人で食べるには十...

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