第463章 寝るところに連れて行く

「ごめんなさい、これからはもう、あなたを不快にさせるようなことはしません。風間家へ、おかえりなさい」

 奈和は長い間言葉を詰まらせて、ようやく口にした。

 幸村と全く同じ意図であることは明らかだ。

 彼女はもう紗雪に嫌がらせをしないし、する勇気もない。

 同時に、心から彼らが風間家に戻ることを歓迎しているのだ。

 壇上の人々の言葉を、ステージ下の招待客たちもすべて目の当たりにしていた。

 これはただのちょっとした婚約発表ではない。

 風間家と榊原家の縁組は一大事なのだ。

 以前なら、もし誰かがK市の浅見家の紗雪を知ったとしたら、彼女が身の程知らずで、朔也には不釣り合いだと嘲笑...

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