第471章 他人に奪われたら

しばらくじゃれ合った後、紗雪はもう一つのことを思い出した。

「そういえば、最近司兄さんから連絡はあった?」

以前のプロポーズのときも、司兄さんは戻ってこなかった。彼女が電話をかけたとき、司兄さんはまだ第六州にいた。

今がどういう状況なのかも分からない。

こちらから聞いても、司兄さんは良い知らせしか言わない。

紗雪はどうしても心配でならなかった。

朔也は彼女の頬にキスをし、優しい声で言った。「無事だから心配いらない。彼にはうちの者を付けてある。

今は向こうの榊原グループ一族と対峙しているはずだ。事態に進展がない限り、簡単には帰ってこないだろう」

紗雪はそれを聞いて、不安がよぎっ...

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