第490章 再び告白する

智也の深い眼差しが、雫に注がれる。その瞳には、読み解くことのできない感情が渦巻いていた。

雫は気づかない。

だが、瀬人は見ていた。

少し離れた場所からでも、社長の眼差しが食い入るようだと感じていた……。

二人は参拝を終えた後、寺の境内をあちこち散策していた。

やがて時間も頃合いとなり、彼らは山を下りた。

中腹のホテルに戻ると、雫は自室には戻らず、智也の部屋へ行き、再び脚のマッサージをしてから、温泉に入るよう促した。

「ここの温泉は薬湯もあるそうですよ。そちらに入れば、少しは楽になるかと」

「わかった」

智也は服を着替え、男湯へと向かった。

雫もまた、女湯へと入った。

湯...

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