第213章

だが……。

 清水喬月。以前は眼中にすらなかったが、今日改めて考えてみると、この悪女はなかなかに使い道がありそうだ!

 太郎がそう考えていると、女性の先生が探しにやってきた。

「太郎くん、次郎くん、三郎くん、まだ終わらないの?」

「……うん、もうすぐ」

 先生はトイレの入口に立ち、とても優しく言った。「清水お嬢さんがわざわざあなたたちに会いに来たのよ。外で待ってるわね」

「うんうん」

 先生に返事をしながらも、太郎は小さな眉をひそめた。

「清水喬月、やっぱり俺たち三人が目当てで来たか!」

 三郎が緊張した面持ちになる。「まさか、お兄ちゃんたちが圭人にそっくりだって知ってて、...

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