第247章

こちらでは、四人の子供たちが手を洗い終え、食卓についていたが、薄井宴はまだ書斎から出てこなかった。

 藤堂光瑠が彼を呼びに行った。

 なんといっても彼は主催者であり、長い時間準備に追われていたのだから、食事の際に呼ばないわけにはいかない。

 藤堂光瑠が書斎のドアを押し開けると、煙の匂いがむわっと押し寄せてきた。

 思わずその場で二度、三度と咳き込んでしまう。

 藤堂光瑠は不満げに眉をひそめ、煙が外に漏れるのを恐れて書斎に入り、そのままドアを閉めた。

 窓際へ歩きながら、ぶつぶつと呟く。

「喫煙は健康に悪いって知らないの? そんなにヘビースモーカーだと、いつか大変なことになるわよ...

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