第364章

まもなく巌谷研一の元に動画が届いた。彼はそれをタップして再生し、直接シークバーを最後までスライドさせた。

その時、室内には薄井宴一人しか残っていなかった。彼は目を細めてカメラを見つめ、ポケットから一枚の絵を取り出してレンズの前にかざすと、「ビリッ」という音を立てて二つに引き裂いた。

巌谷研一の心臓が、きつく締め付けられた!

まるで薄井宴が引き裂いたのは絵ではなく、自分の心であるかのようだった!

薄井宴は挑発的にカメラを見つめ、手元の動きを止めない。彼は一枚のちゃんとした絵をずたずたに引き裂き、カメラの前に投げ捨てた。

警告の眼差しを残し、彼は背を向けて去っていく。

紙片が宙を舞い...

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